ハンドル固定は禁止！それでもなぜ客はハンドルを固定したがるのか？

2019年12月13日2024年3月19日

ハンドル固定しようと指の皮膚を挟めてケガしたことがある男、カスカスです。

さてみなさんはパチンコするとき、ハンドルを固定していませんか？

それ、禁止行為らしいですよ！！！

その理由は後程書きますが、店内でも「ハンドル固定禁止」という張り紙は見たことがあると思います。

でも禁止行為であるにも関わらず、多くの客がハンドルを固定している・・・。

なぜハンドル固定は禁止なのか？

そして禁止行為なのに客はなぜハンドルを固定したがるのか？

この二つについて深堀りしていきたいと思います。

ハンドル固定禁止の理由

過去にはハンドル固定して注意を受けた人も中にはいるかもしれませんが、なぜハンドルを固定することは禁止なのでしょうか？

それはパチンコが「ギャンブル」ではなく「遊技」だからなのです。※パチンコもギャンブルだ！っていう突っ込みはここでは止めてね。

遊技というのは「技術介入して遊ぶ」という事。

スロットであれば「目押し」、パチンコであればこの「ハンドル操作」。

技術介入要素であるハンドルを固定して打つことは、手を添えているとはいえハンドル操作とは言わず「技術介入にはならない」ということで禁止されているわけです。

客が直接操作していないにもかかわらず遊技球を発射させることができる遊技機であること
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則の「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」

ハンドル固定＝自動発射と言っているようなものですかね。

またハンドルを固定するときにお金とか紙・プルタブなんかを挟めると思いますが、これは「パーツを台に取り付け自動発射できるようにした」という台の不正改造にもあたるそうです。

容易に不正な改造その他の変更が加えられるおそれのある遊技機であること。
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則の「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」

オマケにもう一つ、ハンドル固定することで台も壊れます。

ハンドルを回しても玉が出なかったり、ハンドルの隙間が開きすぎている台を見た時はありませんか？

あれはハンドル固定をしたことで壊れたと言われています。

無理くり物を挟めたり、ハンドル内部に物が入ってしまったりなどで壊れてしまうそうです。

ではもう一度、ハンドル固定が禁止の理由を振り返ります。

以上の3つが大きな理由です。

これら全て店側にとってマイナスであり、上記2つに関しては「客が勝手に固定したんだよ！」と言っても店側が処分されてしまいます。

だからこそ館内放送やポスターなどで注意喚起しているわけなんです。

でもこれだけ言われていても、客側はハンドル固定を止めませんよね。

今でもホールに行けば7割くらいはハンドル固定している印象です。

それはなぜなのでしょう？

 

なぜ客はハンドルを固定したがるのか？

ハンドル固定は禁止行為なのになぜ客はハンドル固定してしまうのか、その理由は簡単です。

「回らないから」

この一言に尽きると思います。

ハンドル固定しない方が回りますよ～と言われているなら固定はしませんが、固定しないと回らなくなりますよね。

だからみんなハンドルを固定するわけです。

でもこれに関しては店側にも責任があると思います。

今まで左下の一般入賞口（抽選しない穴）を締めて玉持ちを悪くし、ヘソに入らないと賞球を受けられない状態にしていたんですから。

だから客は皆、玉持ちを良くするために「ヘソに入れる事に必死」でその方法としてハンドル固定があるわけです。

「ハンドル固定を禁止するけど、利益のために回せない店」
「悪いと分かってても、回らないからハンドル固定する客」

客と店にこういったすれ違いが起きているのではないでしょうか。

「疲れるから」という意見もありますが、台の横に手置きみたいなのを置いてあるホールも増えているにも関わらず、ハンドル固定をしているのを見ると「疲れるから」というのは違うと思います。

 

ハンドル固定禁止だから要注意ね！

昔はハンドル固定用のプラスチックを配っていた所もありましたが、現在のホールにおいてハンドル固定は禁止されています。

回らないからという理由も分かりますが、ルールですから守っていかなくてはなりません。

パチンコが遊技機である以上これは仕方ありません。

客のハンドル固定が原因でパチンコ店が処分されるということは滅多にないと思いますが、パチンコ店による出禁やハンドルを壊したとか何だかんだで訴えられる危険性はあります。

なので周りがやっていたとしてもハンドル固定はしないようにしましょうね。