今のパチンコがつまらない理由【パチンコ離れで衰退の危機】

2021年9月20日2024年3月19日

今のパチンコはつまらない、カスカスです。

さていきなりですが、みなさん。

今のパチンコって面白いですか？つまらないですか？

2019年より取り続けているアンケートの結果ですが、

となっています。

当アンケートでは圧倒的に『今のパチンコはつまらない』って人が多いようです。

つまらないと思う理由は人それぞれありますが、これって勝てる勝てない以前の問題だと思うんです。

だからパチンコを離れる人が多くなり衰退しているわけで。

そんな今のパチンコがつまらない理由を考えてみたいと思います。

※当記事は2019年に書いた記事を訂正したものです。

今のパチンコがつまらない理由

今のパチンコがつまらないと思うネットの意見はこうです。

確かに今のパチンコは早ければいいみたいな風潮がありますし、何が熱くて何が熱くないのかがよく分からなくなっていますね。

色んな意見をまとめた結果、今のパチンコがつまらない理由には以下の5つが考えられます。

一つずつ見ていきたいと思います。

演出がつまらない

今のパチンコは演出がつまらないという声が多くありました。

役物とかは昔より立派になりましたし、脳汁を出させるような音も派手になりましたが、演出が複雑になって何が熱いか熱くないかが初見だと分かりづらい。

昔は「赤が激熱」「緑でもワンチャン」なんてのが普通でしたが、今は赤の上に金だったり汚ねぇ色だったり、さらには熱いかどうかも分からない色まであります。

保留なんかも色々ありますよね。

こういった演出の複雑化が今のパチンコがつまらないという事につながっています。

シレっと弱いリーチで当たることは少なくなりましたし、当たらないリーチは絶対当たらないなど当たり外れがハッキリし過ぎている気もします。

通常時は基本的に「保留待ち」「役物待ち」になっているので、ちょっと退屈。

シンプルな海物語が、長年人気の理由が分かりますね。

 

 

確変、STがつまらない

今のパチンコがつまらない理由として、確変やST中に対しての文句もありました。

例えば、今流行の時速〇万発の機種。

確かに早いに越したことはないし、時間がない時にでも打てる機種はありがたい。

しかし消化があっという間のせいか、終わるのもあっという間。

言い過ぎかもしれませんが数秒のドキドキ感のみ。

もちろんそれがいいって人が圧倒的だからこそ人気なんでしょうが、「次は確変かな？時短かな？」みたいなことを何分もドキドキしていたい人もいるわけで。

そういった人が今のパチンコの確変、STがつまらないと思っているのかもしれません。

 

規制によるスペックダウン

パチンコがつまらない理由としてスペックダウンも考えられます。

ここ数年で出玉も2000玉から1500玉に減らされたり、設定付きが出たり、継続率65％になってしまったり・・・色々な規制がありました。

今となっては実質継続率80％以上90％以上の台もあるし、1回の大当たりで実質3000玉獲れる台など一撃性を持つ機種も増えていますが、それは表の顔で実際は裏でスペックダウンしているわけです。

昔のパチンコを知っている人ほど、今のパチンコはつまらないと感じてしまうのかもしれませんね。

 

イベント規制

つまらないのはパチンコ台だけの問題ではなく、業界にも問題があります。

それが『イベント規制』。

昔はパチンコイベントが多くあり、たくさんのパチンコユーザーも朝一並んだものです。

しかし今は、イベントがなくなり朝一並ぶのもスロッターばかり。

それもそのはず、イベントが無くなった以上、パチンコには朝一並ぶメリットは何もないからです。

設定付きパチンコなんかもありますが、平常時に店がパチンコに設定を入れるとは到底考えられません。

煽って煽りまくっていたあのイベント全盛期を楽しんできた人ほど、今のパチンコには物足りなさを感じている事でしょう。

 

箱がない

パチンコをつまらなくしている要素として、箱が無くなってきているのも理由のひとつかもしれません。

昔は店内の通路や壁に所狭しと箱が積まれていたもので、それを見て「いつか自分も」と気合を入れて打ったものですが、今はそういった箱を使う店も少なくなりました。

箱の積まれ方でその店が出る店なのか出ない店なのかも分かったし、パチンコしているわぁという気持ちにもなれました。

今は人件費や防災上の理由でパーソナルシステムにしている店も多く、そういったこともパチンコがつまらない理由なのかもしれません。

 

パチンコ離れで業界の衰退が止まらない・・・

パチンコ離れと言うのは年々加速しており、それは店舗数にも影響しています。

2016～2017年に1万店舗を割り込み、2019年6月の調査では約9000店舗まで減少しています。

統計では毎年400店舗近くが減少している計算で、その多くが新基準への移行が財政的に困難な中小店舗。

人口減少や店舗の郊外化及び大型化も少なからず影響していますが、力のない店舗はどんどんなくなっているわけで、自分好みの店舗選びができなくなっていることもパチンコをつまらなくしている要因かもしれません。

 

パチンコがつまらないという意見は、業界団体である全日本遊技事業協同組合連合会にも多くの声が届いています。

・よく言う無抽選状態(何も起きない状態)が今の台は本当に多い。何も起きなくて楽しめる訳が無い。バランスを本当改善して欲しい。

・過剰な演出、爆音、役物に対する規制も兼ねてご検討頂きたい。パチンコ、スロットも当たって玉、メダルが出るだけの話。台に無駄な金と時間、役物、造りすぎ。シンプルに初心に戻って考えて直して欲しい。

・もう昔の様な楽しさは体験できないのでしょうか。パチンコを通して仲間もでき、思い出深いものだったのでとても残念です。

・このまま客に苦痛さを与えるのであれば楽しかったなぁと思えるままで辞めさせてもらいたいのが本望です。

普通であれば不満があってもわざわざ投稿しませんが、このように直接意見を言っているということは多くのユーザーが不安を持っているという事の表れなのです。

 

パチンコをつまらなくしている原因「低い射幸性」

ユーザーは今のパチンコの何に不満を持っているか、それは出玉面での『低い射幸性』です。

「パチンコは遊戯」と業界は印象改善に努めていますが、パチンコユーザーは遊戯と思わずギャンブルだと思っています。

なので一撃性を求める。

しかし業界は射幸性を抑えようとしている。

その行き違いこそがパチンコをつまらなくしているのだと思います。

もちろん業界の射幸性対策は間違いではないと思いますが、それがパチンコ離れにも繋がっているのも事実。

射幸性を抑えるためのスペックダウンを余儀なくされ、代わりに演出を派手にするしかないメーカー、パチンコ離れによる売上減少を人件費削減でカバーするためのパーソナルシステムの導入、イベント禁止による店舗間競争の減少。

今のパチンコがつまらない原因と思うのは、全てはこの射幸性を抑えることから始まっているのです。

規制を緩和しない限りは「パチンコつまらない」と嘆く人は減らないだろうし、それがパチンコ離れ・業界の衰退にも繋がり、店舗数の減少にも歯止めがかからないと思います。

今のパチンコはつまらないけど・・・

色々不満を書かせていただきましたが、たぶんこのまま、少なくとも昔に戻る可能性は低いでしょう。

規制のによる影響という事も考慮して諦めるしかないと思います。

確かにギャンブルとしてはつまらないですが、娯楽としては面白いのかもしれません。

勝ち負けさえ考えなければ、無駄に煽って糞長い演出も楽しいと思えるはず。

パチンコで一発狙おうという考え方を改める時期が来ているのかもしれませんね。