生活支援員はキツい?【実際に働いてキツいと思った6つのこと】
過去の職歴を改めて考えます、カスカスです。
さて、この記事を訪れたってことは、
・生活支援員の大変さを知りたい
って方ではないでしょうか?
そもそも生活支援員とは、主に知的障害・精神障害を持った人の生活サポートを行う仕事です。
生活支援員は仕事が少ない地方でもそれなりに求人があり、そして給料もまぁまぁ良かったりする。
ただ相手は障害者なので、生半端な気持ちで就職すると後々大変です。
まずはこの記事で、生活支援員の大変さを学びましょう。
知的障害者施設で生活支援員として働いてみたい方は、参考にしてみてください。
※一部の人には差別的に聞こえるかもしれませんが、正直な気持ちを書いています。なので不快に思う方は、ここで退席お願いします。
生活支援員はキツイ
まず率直な感想を言うとすれば、生活支援員はキツイです。
知的障害者施設の生活支援員といっても、その施設利用者が重度か軽度かでも全然違います。
私はどちらも経験しましたが、ハッキリ言ってどちらもキツイ。
生活支援員の仕事を簡単にまとめると、
・入浴支援
・見守り支援
・通院
・就労支援
など
こんな感じ。
よく分からない人は老人介護と似たようなものと思ってもいいでしょう。
そんな生活支援員のキツイと思ったことを大きく6つにまとめると・・・
・汚い
・世間の目
・利用者家族の目
・頭がおかしくなる
・職員の人間関係は最悪
ひとつずつ見ていきます。
重労働
『生活支援員』という言葉だけ見ると簡単そうに見えますが、実際は結構重労働です。
・夜勤業務
・暴れる利用者への対応
・支援記録の作成
・無駄に長い会議
自分で一人で動ける人なら声がけで済みますが、肢体不自由者や重度の知的障害者のような自分で何もできない利用者は生活支援員が介助します。
特に食事支援なんかは、喉つまりさせないように介助する必要があり、かなり神経を使います。
あと結構暴れる人もいるので、他の利用者に危害を加えないように生活支援員が対応する必要もあります。
時には怪我することもあるし、メガネを壊されたりもします。
物を壊したり、他人の物を盗んだり、道路への飛び出し、逃亡はもう日常茶飯事です。
そういった意味ではやることが多いし神経も使うので、支援員と言えどけっこう重労働です。
汚い
正直言って、知的障害者施設は汚いです。
こんなこと言うと一部の人から怒られそうですが、本当の事なので隠す必要もありません。
これは重度の施設であればあるほどそう。
・自分の便を食べる人
・トイレの後、手を洗わない人
・尿や便失禁で部屋中汚す人
など
自分の服に便が付くことや、汚い手で触れられることは日常茶飯事。
食事も利用者と一緒に食べるのですが、目の前でダラダラされた日にゃ食事も美味しく食べられません。
世間の目
生活支援員の仕事には、通院や買い物といったのもあります。
介護だと「通院行ける!ラッキー!」くらいな仕事ですが、知的障害者は大変。
軽度なら子供との買い物くらいの感覚で行けますが、重度だと暴れたり叫んだりとマジでキツイ。
そして何よりも周りの視線が痛いのなんのって。。。
若い人ほどこの世間の目は、かなりキツイかと思います。
利用者家族の目
知的障害者の家族は言動や考えがキツイという事前情報は入っていましたが、その情報通りで職員に対してかなり口出ししてきます。
利用者同士喧嘩して怪我したとき「なんで職員は止めなかったんだ」とか、施設から出て行方不明になったときなんかは「なんで施設のカギを閉めてなかったんだ」とか。
あと他の障害者施設で暴力事件とかがあると、ちょっとの傷とか怪我に敏感になります。
凄い人だと、職員全員に聞き取り調査まで行おうとする人も。
利用者家族から色々言われて辞めた若い子を何人も見てきました。
鉄のような心を持っていないと耐えられないでしょうね。
頭がおかしくなる
知的障害者施設で働いていると頭がおかしくなっていきます。
毎日のように「あ~あ~」と奇声やうめき声を出す重度の障害者を相手にしていると、冗談抜きで夢の中でも出てきます。
人によっては精神崩壊してしまうかもしれません。
他にも、体はオッサンなのに話している内容は子供っぽかったりするので、こちらの知能も遅れてしまうような感覚もあります。
職員の人間関係は最悪
転勤や転職を含めて知的障害者施設を4つほど経験しましたが、どの施設も人間関係は最悪でした。
上司への告げ口、他職員の陰口は日常茶飯事。
そのせいか職員の入れ替えも激しく、入社1年目で後輩が入っては辞めの繰り返し。
教える方も大変だし、一人当たりの負担も大きくなる。
そして心が狭くなって、周りに八つ当たり。
そんな感じです。
求人を絶えず出しているような障害者施設は、離職率も高いと思うので要注意です。
生活支援員のやりがい
そんな大変な生活支援員のやりがいについて他のサイトでは、
・利用者家族から「ありがとう」と言われる
といった綺麗ごとが書いてありますが、実際はそんなことほとんどありません。
私が生活支援員として働き感じたやりがいは、正直言って全くありませんし、楽しいと感じたこともありません。
ただ、人によってはやりがいというか、生活支援員は働きやすいと感じるかもしれません。
見た目は大人でも中身や発言は子供と一緒だったりするので、相手するのはそれなりに楽。
上手く接することができれば、老人介護よりは仕事がしやすいかと思います。
夜勤はキツイ?むしろ楽だった
唯一やりがい?を挙げるとすれば、給料が良かったことくらいです。
夜勤もある施設だったので、夜勤手当(1回6000円)でわりと稼がせていただきました。
って人もいるみたいですが、個人的に生活支援員の夜勤はキツイと思ったことはありません。
たまに夜中に倒れて救急搬送された利用者に付き添わないといけませんが、それ以外は定期的な見回りや朝の介助くらいだったのでわりと楽。
最初は眠いですが、慣れて来れば仮眠しなくても耐えられると思います。
生活支援員として働いてみたい人へ
・鉄のような心を持つ人
障害者施設の生活支援員として働くのに、特別な資格や経験はいりません。
もちろん介護系の資格があれば手当が付いたりもしますが、基本的になくても大丈夫。
中卒の人もいたし、どっかの会社をクビになった人も働いていました。
それでいて地方ではわりと高めの給料だったりするので、稼ぎたい若い人や50代で職を失った人には特にオススメですね。
ただ、生半端な気持ちで働こうとしないでください。
・汚い
・世間の目
・利用者家族の目
・頭がおかしくなる
・職員の人間関係は最悪
こういったキツイこともあります。
嫌な人・合わない人は1日行っただけで辞めたくなると思います。
・周りの目を気にしてしまう人
・真面目過ぎる人
まぁどんな施設で働くかでも違ってきますが、生活支援員として働く際はよく考えてから行動しましょう。
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