田舎にニートが多いと言われている理由【決して多いわけではない】
一歩間違えれば田舎のニート、カスカスです。
さて先日『都会と田舎』に関する記事を書きましたが、田舎の人間関係を調べようとしていてその過程でこんなタグを見つけました。
『田舎 ニート』
調べてみる山奥ニートだとかなんだとか色々出てきますが、その中で気になったのが『田舎はニートが多い』という意見。
ふと思い出すと、私の周りにも3人ほど引きこもりがちのニートがいます。
しかし多いとは思ったことはありません。
なぜ田舎にニートが多いと言われているのか、その理由を考えてみます。
なぜ田舎にニートが多いと言われているのか?
冒頭でも言いましたが、私自身、田舎にニートが多いと思ったことはありません。
じゃあなぜ田舎にニートが多いと言われるのかを考えてみます。
親のすねかじりが多い?
意外だと思われるかもしれませんが、田舎の親世代は意外と資産を持っています。
というのも農家で成功していたり公務員だったり、お金はともかく家と土地だけはしっかりあったり。
その親の資産に甘えて、仕事をせずニートになってしまう人もいます。
中には農家を継ぐつもりだったけど、農業が合わずそのままニートになるってパターンも。
でもニートって基本的に田舎でも都会でも親のすねかじりなわけですから、田舎だけがってことはないと思います。
仕事が少なく、支援も少ない?
田舎は仕事がありません。
なので一度仕事を辞めたりしてしまうと、再就職が厳しくなります。
少なくとも選べるほどの仕事がないので希望が見いだせず、そのままニートになってしまう人がいるのも事実。
都会であれば、そういったニートや引きこもりへの支援を行う組織が存在しますが、田舎にはありません。
田舎でニートになってしまうと、都会のような支援もないので抜け出せないってことを考えれば、田舎にはニートが多いということになってしまいますね。
人間関係が苦手な人が多い?
田舎で育った人の中には人間関係が苦手な人が多いと聞きます。
その理由として考えられるのが、学校生活で数人~100人以下の環境で育つことが多いから。
社会に出て初めて不特定多数の人と関わり、人間関係に疲れてそのままニートって人もいます。
小~専門学校まで生徒数100人前後で過ごしてきた私も、どちらかというと人間関係は苦手ですが、これは田舎だからということではなく性格とかの問題だと思います。
田舎にニートが多いわけではない
田舎にニートが多いと言われる理由を挙げてみましたが、どれも決定力に欠ける理由ばかりです。
じゃあなぜ多いといわれるのか?
私が思うに、ただ人口的に目立つだけだからではないでしょうか?
例えば100万人都市の2%がニートだとします。
ってことは2万人がニートなわけです。
そして100人の田舎の2%がニートだとします。
ってことは2人がニートなわけです。
人数的には圧倒的に都会の方が多いけど、目立ってしまうのはたった2人でも田舎。
田舎にニートが多いってことではなく、田舎ではニートが目立ってしまう、つまり多く見えてしまうのが理由なのではないかと思います。
中にはニートっぽく見られる人も
田舎にニートが多いと言われてしまう理由には、『ニートっぽく見られる』って理由もあります。
例えば私の友人に多い農家。
春から秋までは忙しいけど、冬はほぼ毎日休み。
その間にパチンコ行ったり、ゴロゴロしたり・・・ニートっぽく見られても仕方ありませんね。
他にも自宅に籠りながらネットで稼いでいる友人もいます。
都会から田舎に移り住んでスローライフを楽しんでいる人たちも、端から見ればニート。
田舎にはそういったニートっぽく見える人が多いのも理由かもしれません。
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