履歴書に書いた嘘ってバレるのか?【書いていい嘘と書いてはいけない嘘】
嘘というのは時には必要、カスカスです。
さて履歴書を書くうえで、「この職歴は書きたくない」とか「自分を良く見せるために嘘を書きたい」って人もいるかもしれません。
しかし過去記事でも言いましたが、履歴書はその人のカタログです。
なので履歴書には本当のことを書かないといけません。
ですが100%馬鹿正直に書いていては、一生仕事が受からないこともあります。
なので私は、履歴書の嘘には『書いていい嘘』と『書いてはいけない嘘』があると思っています。
過去の経験上、書いていい嘘であれば履歴書の嘘がバレることはありません。
その理由を書いていきます。

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履歴書で書いていい嘘と書いてはいけない嘘
まずは履歴書に『書いていい嘘』と『書いてはいけない嘘』の話からしていきます。
本来履歴書は、嘘偽りなく書かないといけないと言われています。
ネットにも「履歴書には嘘を書かないように」「履歴書は素直に」なんてのが散らばっていますが、そんなことはみんな分かっているんです。
ですが中には嘘を書かないといけない人だっているのです。
職歴が多過ぎたり、ニート期間が長かったり、趣味や特技がない人だったり・・・
そんな人達が、馬鹿正直に履歴書を書いて本当に受かるのでしょうか?
私は採用を勝ち取るためにも、最低限の嘘も必要だと思っています。
そこでまずは履歴書に書いていい嘘からご紹介しましょう。
履歴書に書いていい嘘
全然採用されないって人は、最低限の嘘も取り入れていきましょう。
職歴
一般的に職歴詐称はいけない事とされていますが、場合によってはこれも必要な嘘です。
例えば、職歴が多い人。
履歴書の項目欄では足りないほどの職歴がある人は、応募先にあまり良い印象を持たれません。

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なので、項目範囲内に収まる程度に職歴を減らす必要もあります。
・A社を書かずに、B社の在籍期間を延ばす
・短い在籍日数だった会社を書かない
ただし【最初に勤めた会社】や【前職(年内に辞めた会社全て)】は必ず書きましょう。
特に前職の社名は雇用保険被保険者証・源泉徴収票に記載がされているので、普通にバレます。
また年金手帳に加入履歴が記載されている場合もバレます。
もし職歴で嘘をつくなら、2年以上前に勤めていた在籍年数の少ない会社がいいと思います。
またニート期間が長い人。
無職の年数が長い人も良い印象も持たれませんので、馬鹿正直に職歴欄に『無職』と書くのはマイナスです。
かといって嘘の職歴を書くわけにもいきません。
なので無職の空白期間は、裏どりされにくい『実家の農作業手伝い』とか『家業手伝い』と書いておきましょう。
それか年内に掛からない程度に過去の職歴を延ばしましょう。

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志望動機
志望動機って6割がた嘘です。
「御社の取り組みに魅力を感じ、私も・・」なんちゃらみたいなことを書くと思いますが、それはあくまでも受かりたいがための嘘。
正直に志望動機を書けば、「たまたまハローワークで見つけて」とか「良い給料だったんで」ってのが本音。

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たぶんそれは採用する側も分かっていると思います。
ただそれだと採用されませんので、嘘を書くしかありません。
この志望動機は、嘘であってもテンプレートどうりに書いていくといいでしょう。
趣味・特技
履歴書には趣味・特技の欄がありますが、趣味がない人や趣味がパチンコなどのギャンブルの人は書きにくい項目です。
気にしない人は書いてもいいですが、あまり良い印象を持たれません。
なのでここも書いていい嘘です。
ただし、料理に興味がない人が『趣味:料理』と書くのはNG。
面接で「得意な料理は何ですか?」と突っ込んでくる可能性もあります。

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なので受け答えがしやすい趣味・特技を書きましょう。
例えば『テレビ鑑賞』とか『ドライブ』なんかは、本当の趣味じゃなくても答えやすいですね。
特技に関しては、学生時代の部活でも書いておけばなんとなく受け答えできると思います。
履歴書に書いてはいけない嘘
もちろん履歴書に書いてはいけない嘘もあります。
職歴
ここでも職歴の登場です。
職歴を減らすことはいいと思いますが、増やすことはNG。
というのも、職歴からその人の経験・能力が分かり、それが採用基準になったりすることもあるからです。
例えば、『某IT企業に入社』と嘘をついたとします。
会社側は「この人は、あのIT企業に居たんだ・・。じゃあITスキルが高いな!」って採用してくる場合もあります。
しかし採用されたはいいけど、後々スキル面でバレるし、裏どりされれば一発で終わりです。
免許・資格
この免許・資格も嘘を書いてはいけません。
専門的な免許・資格であれば、採用後に合格証などの提出を求められる場合もあるからです。
特に免許関係は、嘘を書いて操作していたなんてことがあれば法にも触れます。
なので免許・資格は持っている物だけを書きましょう。
履歴書の嘘ってバレるの?
では、履歴書に嘘を書いてバレるのか?って話をしていきましょう。
冒頭でも言いましたが、私の経験上、よほどな事がない限り履歴書の嘘はバレません。
過去に職歴や趣味などの項目に嘘を書いてきましたが、誰かに突っ込まれたこともありません。

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しかしひょんなことから嘘がバレることもあります。
その一例です。
履歴書の嘘がバレるパターン
履歴書に嘘を書いてしまったら、徹底的にその嘘を貫く必要があります。
しかし極まれに、嘘がバレてしまうパターンもあります。
前職調査をされた
一般的な中小企業であれば、『裏どり』つまり前職調査というのはしません。
というのも、個人のプライバシーに関わる問題だったり、調査すること自体めんどくさいからです。
しかし糞真面目な会社であれば、前職調査してくる可能性もゼロではありません。

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過去の職場との関わりがあった
転職先と過去の職場が取引関係であった場合なんかや、同じ企業組合に属している場合なんかは、嘘がバレる可能性もあります。
履歴書に書かなかった会社の人から「あれ?君、前うちの会社に居たよね?」なんてことを言われるだけならいいのですが、それが回りまわって転職先に伝わればアウト。

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自分で言ってしまう
転職先で同僚と仲良くなると、ついつい過去の経歴を話してしまうこともあります。
「実はあの会社にいたんだ」とか「履歴書に嘘を書いて入社した」なんてことを言ってしまうと、それが上司に伝わる可能性もあります。
飲み会の席とかで調子こいて言ってしまうってケースもあるそうです。

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話の矛盾
面接などで、過去の経歴の話をしたときに矛盾が生じればバレる可能性が高くなります。
例えば、A社に1年しかいなかったのに3年いたと嘘を書きます。
面接時に「A社には1年勤めていて・・・」とつい本当の事を話せば、その時点で嘘が確定します。

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その他
他にも転職先に知人・友人がいた、前職の社長と転職先の社長が友達だった、所有物から過去の経歴がバレるなどといったケースも考えられます。
ですがよほど悪質な嘘でなければ、基本的にバレませんので安心してください。

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嘘がバレたらどうなる?
では履歴書に嘘を書いてバレた場合どうなるのか?
入社前であれば、不採用になるだけです。
しかし問題は入社後。
履歴書の嘘が何かのキッカケでバレた場合、その嘘が会社に損害を与えるようなことにあれば『懲戒解雇』の事由になってしまいます。
例えば、持っていない資格を持っていると記載し採用された場合。
資格の有無を採用条件にしていたのに、持っていないとなると業務ができないので会社に損害が生じます。
こういった場合は、懲戒解雇の対象です。
ただし履歴書の嘘が会社に損害を与えるほどではない場合は、そこまで追及されません。
ある意味、嘘を見抜けなかった会社の責任です。
とはいっても、あまり過去の事例がないので嘘がバレて何が起こるかってのは分かりません。

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履歴書の嘘はバレない!でもほどほどに・・・
ここでは履歴書の嘘について書いてきました。
若干履歴書の嘘を正当化している部分もありますが、できれば嘘は最小限に抑えた方がいいと思います。
いくらバレないとはいえ、バレるかもしれないという恐怖が常に付きまといます。
もちろんバレたとしても、会社に影響がない程度なら追及されることもありませんが、評価や人間関係でマイナスになる可能性はあります。

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だからといって100%正直に書けってことでもありません。
採用を勝ち取るためには、多少の嘘も必要です。
というか世の中の就業者の約6割くらいは、履歴書に嘘を書いて採用され働いていると思っています。
もし職歴や志望動機などが原因で不採用が続いていると思ったら、ここで紹介した書いていい嘘と書いてはいけない嘘を頭に入れたうえで、多少の嘘を取り入れていきましょう。

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