なぜ煽り運転をしてしまうのか?【煽り運転はダサいので止めましょう】
煽られても動じないマイペースな男、カスカスです。
さて最近何かとニュースになる『煽り運転』
・蛇行運転して走行妨害
・車間距離の詰め過ぎ
・車からごみを投げつけた
など色々ありますが、最悪の場合、人を死に追いやることだってあるわけです。
煽り運転はダサいです、頭オカシイです。
小学生でも煽り運転はダメだってことくらい分かっていますが、それでもなぜ煽り運転をしてしまうのかを考えてみたいと思います。
煽り運転とは?
後方で煽るだけが煽り運転ではなく、何種類かあります。
前方で不用意にブレーキをかけたり、割り込みしたり、相手の車を攻撃したりなど様々な事例があります。
・車間距離を詰める
・幅寄せ
・蛇行運転
・クラクションを鳴らしまくる
・執ようなハイビームやパッシング
・物を投げつける
・車を蹴る殴る
・暴言を吐く
中には、「煽り運転だと思ったらただ運転が下手なだけだった」「高齢者だった」っていう例もありますが、相手を巻き込むような危険な運転は全て煽り運転になります。
令和2年6月10日に道路交通法が改正され、6月30日より煽り運転を取り締まる『妨害運転罪』が創設。
これによって違反1回で免許取消処分となり、最長5年の懲役刑や100万円以下の罰金など厳しい罰則が科されこととなりました。
(1)車間距離を極端に詰める(車間距離不保持)
(2)急な進路変更を行う(進路変更禁止違反)
(3)急ブレーキをかける(急ブレーキ禁止違反)
(4)危険な追い越し(追越しの方法違反)
(5)対向車線にはみ出す(通行区分違反)
(6)執ようなクラクション(警音器使用制限違反)
(7)執ようなパッシング(減光等義務違反)
(8)幅寄せや蛇行運転(安全運転義務違反)
(9)高速道路での低速走行(最低速度違反)
(10)高速道路での駐停車(高速自動車国道等駐停車違反)
※政府広報オンラインより抜粋
なぜ煽り運転をするのか?
あれだけニュースで『煽り運転は犯罪』って言ってるのに、未だに煽り運転をする人が全国各地に存在します。
なぜリスクを冒してまで煽り運転をしてしまうのか?
その理由は以下の4つが考えられます。
・越したくても越せない場所だから
・煽り運転される方が悪いと思っている
・性格上の問題
カッコいいと思っている
まず一つが、自分の運転がカッコいいと思っているからではないでしょうか?
煽り運転=運転スキルが高いと思っている勘違い野郎が多くいます。
爆音鳴らして走る車や一般道で120キロくらい出して走る糞もいますが、それと同じで「運転が上手い自分がカッコイイ」と思っているのでしょう。
特に初心者マークの人や軽自動車の人がターゲットにされやすいみたいですね。
でもカッコいいと思っているのは自分だけで、周りからは「うわ~しょうもな。すげーダサい」と思われています。
越したくても越せない場所だから
よくセンターラインが黄色の実線の道路がありますよね。
ご存知だと思いますが、それは“センターライン右側へ追い越しのためのはみ出し通行禁止”の道路です。
そういった追い越せない場所での煽り運転も多いようです。
ようは『追い越したくても越せない場所』だから、遅い車を煽って早く行かせようとしたり、停車させたりしようとしているわけです。
何を急いでるのか分かりませんが、車での移動は時間に余裕を持つことが基本です。
確か教習所で習っているはずです。
煽り運転は田舎が多い?
煽り運転と言えば、都会や都会近郊の高速道路のイメージがありますよね。
実際、ランキングにも表れています。
1位:兵庫県
2位:静岡県
3位:愛知県
4位:京都府
5位:群馬県
データ:2019年ダイヤモンドオンライン
これらは高速道路での摘発件数が多く反映されていますが、一般道に目を向けると田舎の方が煽り運転が多い傾向にあります。
やはり片側1車線や農道が多かったり、軽トラックや軽自動車が多いというのも関係しているのかもしれません。
煽り運転された方が悪いと思っている
煽って捕まった人には、こんな事を言う人も・・・。
・クラクションを鳴らされたから
・スピードが遅かったから
煽り運転された方が悪いと、煽り運転を肯定化する人もいます。
それを肯定化してしまったら、何でもありの世紀末になってしまいます。
確かに前方の車がやたらとブレーキを掛けたり、加速減速を繰り返していれば腹立たしい気持ちになるのも分からなくもない。
しかしそんなのにいちいち腹を立ててたら、寿命が縮まるだけ。
煽られた側も気を付けましょう
煽り運転は100%煽った方が悪いです。
しかしその煽られるキッカケは、煽られる側にもあったりします。
例えばウインカーを出さずに車線変更したり、急に車線変更して割り込んできたり、頻繁にブレーキをかけたり・・・
知らない土地なんかではよくやりがちだと思いますが、こういったことが煽られる原因にもなるってことを忘れないように。
性格上の問題
煽り運転をする人は性格上の問題がある可能性も。
元々イライラしやすい性格だったり、せっかりだったり。
こういった人は煽り運転をしなくとも、どこかで何かをやらかすはずです。
もう一度ママの股からやり直すか捕まらない限りは、どんなに重い罰則があっても煽り運転を繰り返すでしょう。
煽り運転を受けた時の対処法
こんな血気盛んな人もいるかもしれませんが、それはNG。
それで捕まったら元も子もありませんし、第三者を巻き込む可能性もあります。
やられたらやり返す精神は半沢直樹くらいにしておいて、もし煽り運転を受けたら、
→道路上での駐車は事故になる可能性があるため
②警察に110番通報する
→同乗者がいる場合は、同乗者に110番してもらう
③警察が来るまで車外に出ない
→窓を閉めドアをロックし、警察が車で車内で身を守りましょう
④ドライブレコーダー等で相手の行為を撮影する
→相手がいなくなっても捜査に役立ちます
※政府広報オンラインより
が基本的な対処法です。
特にドライブレコーダーは超重要。
「最近、煽り運転増えたよね?」ってニュースを観て思う人もいるかもしれませんが、煽り運転が増えたのではなく、ドラレコの普及で煽り運転が世に知られるようになったからです。
ドラレコで撮影出来れば相手のナンバーや顔・犯行を録画でき、その後の捜査にも役立つみたいなので、ぜひ全国のドライバーさん達に取り付けて欲しいと思います。
煽り運転はダサいのでやめましょう
煽り運転はカッコいいと思っている人もいるかもしれませんが、ダサいです、ただの頭オカシイ奴です。
それでも煽り運転をしてしまうのは、
・越したくても越せない場所だから
・煽り運転される方が悪いと思っている
・性格上の問題
こういったことが関係しているのではないかと思います。
何度も言いますが、煽り運転はダサいです。
そして捕まれば、全国にそのダサい顔を晒すことになります。
過去に煽り運転をした経験がある人は、もう二度とやらないようにしましょう。
そして煽り運転を未然に防ぐためにも、車にはドライブレコーダーを付け、煽られたらすぐに映像と共に警察署に向かいましょう。
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