スーパーなどの販売職が底辺と言われる理由【転職の参考に】
販売職での勤務経験あり、カスカスです。
さて、とある掲示板にこんな書き込みがありました。
販売職と言ってもスーパー・デパート・ホームセンターなど色々ありますが、世間的には底辺職業の一つとされています。
中でもスーパーの店員に関しては、特に底辺と言われているようです。
なぜ販売職は底辺と言われているのか?
その理由を経験から考えてみたいと思います。
販売職が底辺と言われている理由
まずは、なぜ販売職が底辺と言われているのかをネットの声を参考にまとめてみました。
休みがシフト制
販売職は基本的にシフト制です。
なので、休みたいときに休めないという状況も多々あります。
イベントや祭りなどは土日祝日に多いと思いますが、土日祝は販売職にとって繁忙期にあたりますので、なかなか休めません。
また、人員ギリギリで回している店なんかは休みも取りづらい。
そういったシフト制で休みが取りにくいことから、販売職は底辺とも言われています。
客を神と思わなければならない
「お客様は神様です」というお決まりの文句があるように、客を神と思わなければなりません。
なのでそれを勘違いした客などからクレームを受けたり、罵声を浴びせられたりもします。
そんなクソみたいな客にも頭を下げなくてはならないという意味で、販売職は底辺と言われています。
また店舗運営側は客の意見を重視するため、客が理不尽なクレームを言ったりすると関係する従業員が怒られるという事も起きます。
閉店の影響を受けやすい
販売職はライバル店などの影響を受けやすく、単独店であれば“閉店と共に失職”ということにもなりかねません。
せっかく正社員として働いているのに、閉店に伴い仕事を失うなんて嫌ですよね。
そういった不安定さも販売職が底辺と言われている理由です。
給料が安い
販売職の給料は他業種に比べて低いと言われ、アパレルやデパートなどの平均年収は全業種の中でも下位クラス。
出世すれば年収も変わってきますが、その出世の枠も少なく、経営統合や規模縮小が続く昨今ではかなり厳しい状況にもなっています。
この年収の低さも底辺と言われている理由です。
出世後は過酷
出世すれば年収も上がると言いましたが、実は出世したくないと思うほど過酷。
特に店長クラスになると休みが急激に減り、何かあるごとに休日出勤もあったりします。
しかも部下の多くはパート・アルバイトだったりするので、トラブルや退職などの対応も多く迫られます。
バイトでも出来てしまう
一部の販売職に関して言えば、パート・アルバイトでも誰でもできるような仕事だったりします。
もちろん大変な仕事も多いですが、販売=バイトの仕事というイメージが強すぎるため「誰でもできる=底辺職」なんて世間から見られているのです。
スーパーの店員が底辺と言われている理由
販売職の中でも特に【底辺】と言われているのがスーパー。
実際に検索していただければわかりますが、「スーパー 社員」と入れると予測検索に【スーパー 社員 底辺】という言葉が出てきます。
それに加えて【スーパー 社員 辞めたい】【きつい】という言葉も入っています。
なぜスーパー店員が底辺と言われているのか理由を見ていきます。
人間関係がめんどくさい
スーパーに勤務している人の多くが女性です。
年齢層も幅広く、中にはパートであってもお局状態の人もいます。
なので人間関係が複雑で派閥も多く、そのお局に目を付けられると結構めんどくさい。
こういった人間関係による離職も多いことから底辺と言われています。
人手が足りず業務量が多い
スーパーの仕事自体は業務量が多すぎるとは思いません。
ただパート・アルバイトが多くすぐに退職する人も多いため、誰か辞めるたびに一人当たりの業務量が増えてしまいます。
こういった人手不足による業務過多もスーパーが底辺と言われているのかもしれません。
客層が良くないためクレームが多い
他の販売職は特定の客層しか来ない場合が多いですが、スーパーは多種多様な客層のためクレームなどのトラブルも起きやすいです。
上記でも書いた理不尽なトラブルも多々あります。
販売職のメリット
ここまで聞くと、
と思ってしまうかもしれませんので、販売職のメリットも付け加えます。
底辺と言われている理由にもあるシフト制ですが、土日以外に休みが欲しいって人には大きなメリットです。
銀行も病院も開いていますし、どこの店に行っても空いています。
「シフト制が良い」って人には販売職がいいかもしれません。
またクレームの多い販売職ですが、お客さんと仲良くなれれば逆に心強い味方になってくれます。
何かしらの理不尽なクレームがあっても守ってくれることもあるし、悪い評判も客から上に流れますが、良い評判も客を通じて上に流れます。
ちゃんと誠実に仕事をしていればお客さんは見てくれています。
もちろん出世後は大変ですが、それも販売職の種類や企業にもより、ホワイト企業であれば店長クラスであっても休みはキッチリとれるし、有給が気軽に取れる会社もあります。
確かに年収は他業種に比べて少ないですが、極端に少ないわけでもないので気にしなくていいと思います。
そもそも販売職には以下の人が向いています。
・接客が好きな人
・笑顔が素敵な人
・クレームで心が折れない人
どれにも当てはまらない人は販売職には向いていないし、たぶん何やっても嫌になると思います。
スーパーなどの販売職は底辺ではない
「販売の仕事が底辺と思ってたら、実は全然そんなことなかった」という声もあります。
販売職=底辺ってイメージが独り歩きしているだけで、実際に働いているとそこまで気にならないことも多いです。
結局は企業・店次第なのかもしれません。
販売職は底辺と思っている人は、単なるイメージやブラックな販売の仕事しか体験していないのでしょう。
今は人手不足から社員を引き留めようと、正社員・パート問わず待遇を良くしている企業もありますし、研修制度が充実している企業もあります。
もちろん販売所は人間関係・仕事は大変だし、クレームもあるかもしれない。
けれどそれはどの業種にも言える事で、転職を繰り返してきた私の経験からもそう言えます。
むしろ販売は、自分の頑張りが店の売り上げにも直結することもあるので凄くやりがいはあると思いますし、お客さんに自分のファンになってもらう事で仕事が上手く行きやすくなります。
これから販売職への転職・就職を希望している人は、ネット掲示板などの情報を鵜呑みにせず、実際に働いている人の姿をみて判断してみてはいかがでしょうか?
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